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富士登山に予約システム 5月から導入 「あまりに唐突」関係者は反発 山梨県

2024年4月26日 19:19
富士登山に予約システム 5月から導入 「あまりに唐突」関係者は反発 山梨県

今夏から実施する富士山の登山規制をめぐり、県は26日、登山者の予約システムを導入する方針を地元関係者に示しました。

しかし、提案があまりに唐突だとして、反発する声が相次ぎました。

県は富士山の登山道の混雑緩和や弾丸登山の防止などを目的に、今夏から初の登山規制に乗り出します。

5合目にゲートを設けて通行料として1人2000円を徴収するほか、登山者の上限を1日4000人に設定した上で、宿泊予約がない登山者については午後4時から午前3時まで登山道の通行を禁止します。

こうした中、26日は富士吉田市内で地元関係者が対策を話し合う会合が初めて開かれました。

会合は非公開で行われ、県側から登山者の数を管理するため、登山者に事前の予約を促す予約システムを5月から導入する考えが示されました。

予約は任意ですが、1日の登山者が4000人に達すると、予約していない登山者は5合目以上に登れないということです。

出席者によりますと、予約システムについて事前の説明はなかったといい、唐突に示された県の方針に対し、反発する意見が相次いだということです。

県は5月から予約システムの運用をスタートさせる方針で、地元関係者の不安がないように制度を構築するとしています。

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