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なぜ?峡北消防管内で救急業務がひっ迫…要請の4割は“救急車不要”「♯7119利用を」山梨

2024年10月4日 19:32
なぜ?峡北消防管内で救急業務がひっ迫…要請の4割は“救急車不要”「♯7119利用を」山梨

 峡北消防本部の管内で救急業務がひっ迫しています。この春から夜間・休日の救急患者の受け入れをやめた病院があるためで、消防は救急車が必要か相談できる「♯7119」の活用を呼びかけています。

 峡北消防本部管内では今年4月、韮崎市内の病院が医師不足と高齢化で夜間と休日の救急患者の受け入れをやめました。このため、救急対応が可能なのは甲陽、韮崎市立、塩川の3病院となりました。

 これまで夜間の救急は1日につき2病院が受け持ってきましたが、4月からは1病院しか対応出来ない日が増えています。このため、韮崎消防署では往復に時間がかかる韮崎市外への搬送が常態化しているということです。

韮崎消防署 矢崎朋彦 消防司令補
「管内で収まりきらない人は管外に搬送しなければならないので、どうしても現場活動が長引いてしまうので、次の救急需要に対応が遅れてしまう」

 一方、住民の高齢化や記録的な猛暑などを背景に、峡北消防本部管内の今年8月までの救急要請は3632件に上り、過去最多を上回るペースで推移しています。ただ、このうち4割近くが実際には救急車の出動が不要なケースでした。消防では救急車の要請が必要か事前に電話で相談できる「♯7119」の利用を呼びかけています。

韮崎消防署 矢崎朋彦 消防司令補
「手遅れになってしまうことが一番避けたいと思っているので、悩んだら♯7119を使ってもらって、みなさんの生活の一助になればと思う」

 峡北消防本部では「助かる命を救うため、協力してほしい」と呼びかけています。

最終更新日:2024年10月4日 19:32
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