涼を求めて…“よいまもの”住む「宮司の滝」悲しい言い伝えも 山梨・北杜市
束の間暑さを忘れさせてくれる北杜市のスポットを紹介します。
伝説が息づく「宮司の滝」です。
荒木キャスター
「道を進んでいくと突如現れるこちらの滝。ひんやりとした空気とともに、 神秘的な雰囲気も漂います」
北杜市高根町にある「宮司の滝」です。
岩の間を三段になって水が流れ落ち、細かいしぶきをあげています。
滝には古来から「よいまもの」が住むと伝えられてきました。
借りたいものを願うと滝の前に用意してくれ、貧しい人々は食器などを借りて大切に使ったといいます。
ところが、ある日、「おきよ」という人が借りた皿を誤って割ってしまいました。
「どうしよう」と悩むうちに「おきよ」は足を滑らせ滝に落ち、命を落としたということです。
悲しい民話が残る、宮司の滝。
周囲には水音だけが響きひんやりとした風が吹き抜けています。