「大変危険、絶対やめて」富士山撮影で“線路立ち入り” 富士急行線で迷惑行為が横行 山梨
富士山の麓を走る鉄道・富士急行線で、観光客が線路内に無断で立ち入り富士山を撮影する迷惑行為が増えています。富士山の撮影スポット化している可能性があり、運営会社では「大変危険な行為」として注意を呼びかけています。
踏み切り付近でカメラを構える外国人観光客。レンズの先にあるのは、雪化粧した美しい富士山です。すると、カメラを富士山に向けたまま線路内に立ち入り、撮影を続けています。
これは28日、富士吉田市の富士急行線沿いで取材班のカメラが捉えたもので、観光客は数分の間、撮影し続けていました。
この日は別の場所でも、こうした危険な行為が確認されました。線路内からだと富士山をさえぎる障害物がないことなどが理由とみられます。沿線住民によりますと、特に富士山がきれいに見える朝方に線路内に立ち入る外国人観光客が多いということです。
また、SNS上でも富士急行線の線路内で撮影したとみられる写真の投稿が確認されています。
富士急行線を運営する富士山麓電気鉄道は近年、外国人による線路内への立ち入りが増えているとし、英語や中国語の看板などを設置して注意を促しています。
担当者は「大変危険な行為。絶対にやめてほしい」と呼び掛けています。