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「正圓寺」の元住職に懲役2年6か月の実刑判決 寺の土地の売買成立を装い虚偽の登記申請や供託金詐取

2024年10月7日 12:11
「正圓寺」の元住職に懲役2年6か月の実刑判決 寺の土地の売買成立を装い虚偽の登記申請や供託金詐取

 寺の土地を売買したように装い、ウソの登記申請をした罪などに問われた元住職について、大阪地裁は7日、実刑判決を言い渡しました。

 辻見覚彦被告(57)は2018年、住職を務めていた「正圓寺」(大阪市阿倍野区)が所有する土地を売買が成立したように装い、ウソの所有権移転の手続きをした罪や不動産会社から借金をしたと偽り、供託金2200万円あまりをだまし取った罪などに問われていました。

 辻見被告は起訴内容を認め、検察は特別養護老人ホームの建設で多額の借金を抱え、土地の差し押さえを免れるため犯行に及んだなどと指摘し、懲役4年を求刑していました。

 この日の判決で、大阪地裁は「登記制度の信用を大きく損なうもので悪質だ。いずれの犯行も元住職である辻見被告の存在が不可欠だった」として、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

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