イスラエルとハマスの戦闘開始から1年 レバノンにも拡大 収束見通せず
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから、7日で1年がたちました。戦闘はレバノンにも拡大し、混乱が収束する見通しはたっていません。
ロイター通信によりますと、ガザ北部のジャバリアでイスラエル軍は6日、ハマスが再編成を図っているとして空爆を実施し、少なくとも20人が死亡しました。
ハマスとの戦闘から7日で1年ですが、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘も激化していて、イスラエル軍はレバノン南部への限定的な地上作戦を続けています。首都ベイルートでは6日も空爆が行われ、一連の攻撃でレバノン側はこれまでに少なくとも1400人が死亡したとしていて、民間人の犠牲も増え続けています。
一方、ヒズボラはイスラエル北部のハイファにロケット弾を発射し、ロイター通信によりますと10人がケガをしたということです。
ヒズボラを支援するイランによるミサイル攻撃へのイスラエルの報復が今後の焦点ですが、ネタニヤフ首相は、「われわれは自らを守り、攻撃へ報復する権利と義務がある」としていて、混乱の収束は見通せません。