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イスラエル、レバノン地上作戦で440人殺害 現地から最新情勢

2024年10月6日 19:23
イスラエル、レバノン地上作戦で440人殺害 現地から最新情勢

イスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘をめぐり、イスラエルはレバノンでの地上作戦で440人を殺害したと発表しました。現地から最新情勢です。

北部の都市ハイファにある、この一帯で最大の病院の地下に来ています。駐車場を改造して治療態勢を整えていて、ここ2週間でロケット弾による数十人のケガ人を治療するなど、ヒズボラからの攻撃への対応が続いています。

こうした中、イスラエル側は5日、レバノンでの地上作戦で、これまでに440人のヒズボラの戦闘員らを殺害したと発表しました。レバノン側は、これまでに1400人が死亡したとしていて、犠牲者は増え続けています。

去年10月の大規模攻撃を行ったハマスに呼応して、ヒズボラはイスラエル北部への攻撃を続けています。

そのため、北部の住民はほぼ1年間、避難生活を強いられ、その数はおよそ8万人に。最近では、ここハイファも攻撃の対象となっていて、避難民の不安は、さらに強まってきています。

こうした状況を受け、イスラエル政府は「北部住民の安全な帰還」を目標に、レバノンでの地上作戦に踏み切りました。

ナスララ師などを殺害した「戦果」を受けて、およそ8割の国民が攻撃を支持するため、イスラエル側は強硬姿勢を崩していません。

ただ、ヒズボラ側も徹底抗戦の構えで、レバノンでの戦闘も泥沼化する懸念が強まっています。

最終更新日:2024年10月6日 20:00