ハマス大規模攻撃から1年 今も101人拘束、人質の家族は…
パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘のきっかけとなったイスラム組織ハマスの大規模攻撃から、7日で1年を迎えます。ガザ地区で拘束されている人質の家族は、一刻も早い解放を改めて訴えました。日本テレビ国際部・後閑記者の報告です。
去年10月7日のハマスの大規模攻撃では、多数のロケット弾の発射などで1145人が死亡しました。
その後、イスラエル軍がガザ地区への空爆や地上作戦を開始し戦闘が激化。ガザ地区の保健当局は、これまでに4万1870人が死亡したと発表しました。一方、イスラエル軍でも726人が死亡していて、双方の犠牲者が増え続けています。
また、ガザ地区には今も101人の人質が拘束されています。イスラエル人のガイさんもその1人。父親のイランさんら家族は、この1年間多くのデモに参加して、ガイさんの解放を訴えてきました。
人質・ガイさんの父イランさん
「この一年は人生で最もつらいものでした。去年の10月7日から悪夢が続いています」
拘束から1年を迎えることを受けて、6日、イランさんはイベントに登壇し、一日も早い解放を訴えました。
人質・ガイさんの父イランさん
「息子を抱きしめたい。それだけが願いです」