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大阪港湾局職員、28件の違反行為確認 クジラの「淀ちゃん」の処理費用が膨らんだ問題をきっかけに

2024年12月3日 18:54
大阪港湾局職員、28件の違反行為確認 クジラの「淀ちゃん」の処理費用が膨らんだ問題をきっかけに

 去年、大阪湾で死んだクジラの処理費用が膨らんだ問題について、大阪港湾局の調査の結果、職員の違反行為が、過去にあわせて28件確認されたと発表しました。

 去年1月、「淀ちゃん」と呼ばれたマッコウクジラが、淀川の河口付近で死んでいるのが確認されました。

  クジラはその後、海運業者が紀伊水道まで運び、海に沈めましたが、処理費用は当初の試算の倍以上となる8019万円にまで膨らみ、市の調査で、職員が業者と会食していたことなどが明らかになりました。

 大阪港湾局は、過去に遡って、契約に関するマニュアル違反がないか職員らに聞き取り調査を進めたところ、職員が業者と会食やパーティーをしたり、土産物を受け取るなどの違反行為が、あわせて28件確認されたということです。

 大阪市・横山英幸市長
「1件でもあったら不適切は不適切ですので、あってはならないことだと思います。再発防止を徹底していきたい」

 大阪港湾局は、今後は新たに作成した「鯨類対処マニュアル」に沿って対応していくとしています。

最終更新日:2024年12月3日 18:54
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