【知ってましたか?】クレジットカードのタッチ決済で改札が通れるサービス開始 関西の大手私鉄4社
関西の大手私鉄4社は29日、クレジットカードのタッチ決済で改札が通れるようになるサービスを開始しました。
有吉優海 記者
「今日から関西の主な私鉄では、クレジットカードを使って、改札を通ることができます」
神戸―大阪間の鉄道開業から、今年で150周年。カチカチッと、駅員さんが切符を切ってくれる音、懐かしいですよね。
今では自動改札機が当たり前の光景ですが、世界で初めて導入されたのは、実は、阪急千里線の北千里駅。当時、大都市を中心に駅の混雑が社会問題化。長蛇の列ができてしまう駅の切符切りを何とかしようと、1970年の大阪万博を前に開発されました。
時は流れ、令和では、クレジットカードのタッチ決済で改札を通ることが、当たり前の光景になるのでしょうか。
中川家・剛さん 礼二さん
「せっかちな関西人にピッタリ」
関西では既に、南海電鉄などが導入していましたが、10月29日から新たに大阪メトロ・阪急・阪神・近鉄の4社の、ほぼ全ての駅で利用できるようになります。
三井住友カード・大西幸彦 社長
「タッチ決済の乗車の利用エリアが一気に広がる。大阪・関西万博で、世界中の皆様が来る時に、ご利用いただきたい」
今回のシステム導入のきっかけも、実は万博。来年の大阪・関西万博に向け、さらなるインバウンド客の増加が見込まれる中、利便性の向上につなげる狙いがあるのです。
海外の交通機関では、タッチ決済の普及が進んでいる国も多くあり、シンガポールやイギリス、カナダなどでは、利用率が7割以上。
(Q:今日からクレジットカードを使って乗れますが)
外国人観光客
「知らなかった!」
「クレジットカードで電車に乗れるなら楽だと思う」
多くの人が利用している「PiTaPa」や「ICOCA」といった交通系ICカードは、 今後も通常通り使用することができます。
乗客
「チャージしなくていいから、クレジットの方が楽」
「クレジットばっかりになっちゃうから やだ」
「急いでいるならクレジットの方が…改札でピピッといけるんですか?それなら便利、そっちにするかも」
「なくすリスクはあるので心配。便利さはあると思う」