牛レバー基準満たさず販売か 逮捕の社長「自分で再加熱していた」 生レバーの風味を再現とうたい販売
牛のレバーを国の基準を満たす加熱処理をせずに販売したとして京都府警に逮捕された食肉加工会社の社長の男が「従業員が加熱した後、自分で再加熱していた」という趣旨の話をしていたことがわかりました。
大分県中津市の「Meフードシステム」の社長、桝田治基容疑者(66)ら2人は2023年から2024年にかけ、十分に加熱していない牛のレバーを製造・販売した疑いがもたれています。
警察が従業員を立ち合わせ調理方法を検証したところ、法律の基準以下でしか加熱できていませんでしたが、桝田容疑者は、逮捕前の任意の調べに「従業員が加熱したあと、私が基準通りに再加熱していた」という趣旨の話をしていたことがわかりました。
逮捕後の調べにも容疑を否認していますが、桝田容疑者らは「生レバーの風味を再現」とうたい商品を販売していて、警察はわざと十分に加熱せずレバーを販売していたとみて捜査しています。