「生レバーが提供されている」基準の加熱処理せずレバー販売容疑 社長ら逮捕 ふるさと納税返礼品にも
牛のレバーを国の基準を満たす加熱処理をせずに販売したとして、大分県の食肉加工会社の社長ら2人が逮捕されました。
21日送検された大分県中津市の「Meフードシステム」の社長、桝田治基容疑者(66)ら2人は、去年から今年にかけ、十分に加熱していない牛のレバーを製造・販売した疑いがもたれています。
今年1月、警察に「京都市内の飲食店で生レバーが提供されている」という情報提供があり、商品を卸していた桝田容疑者の会社が浮上しました。
食中毒を防ぐため法律では「63度で加熱する」ことが基準となっていますが、桝田容疑者らの会社では、47度程度でしか加熱されていませんでした。
桝田容疑者は「法律の通り加熱していた」と容疑を否認していますが、このレバーは中津市のふるさと納税の返礼品にもなっていて、警察は昨年度1年間に全国で約1億円を売り上げていたとみて詳しく調べています。