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「災害の多い年、来年はない年を」世界遺産・法隆寺で仏像のほこり払うお身ぬぐい 奈良・斑鳩町

2024年12月8日 19:12
「災害の多い年、来年はない年を」世界遺産・法隆寺で仏像のほこり払うお身ぬぐい 奈良・斑鳩町

 奈良県斑鳩町の世界遺産・法隆寺で8日、仏像に積もった今年1年のほこりを払う「お身ぬぐい」が行われました。

 法隆寺のお身ぬぐいは、1993年に寺が世界遺産に登録されたのを機に始められた師走の恒例行事です。
 午前10時、仏像の魂を抜く法要が営まれた後、マスク姿の僧侶らが、竹の先に和紙をつけたハタキやハケを使って、国宝の釈迦三尊像や仏具などに積もった1年分のほこりを丁寧に払い落しました。

 法隆寺・古谷正覚住職
「本年のほこりを払い、新たに来年を迎えたい。(今年は)災害の多い年であったと思いますが、来年はそういうことがない年を願っています」

 参拝者らは、次第に輝きを取り戻していく仏像を見守りながら、静かに手を合わせていました。

最終更新日:2024年12月9日 11:16
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