兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑に関する職員アンケートで、自由記述欄に、新たなパワハラ疑惑が多く寄せられていたことがわかりました。

　斎藤知事の疑惑に関して、百条委員会が行った職員アンケートは、中間報告で約4500人分の回答が集約されました。

　このうち、自由記述欄には、斎藤知事がエレベーターに乗り損ねた際に、「お前はボタンも押せないのか」と職員を大声で叱責したなど、新たなパワハラ疑惑が多く寄せられていることがわかりました。

　「気に入らないことがあると机をたたいて激怒する」、「到着が遅れそうになると公用車の座席を後ろから蹴る」といった内容や、職員の間で「瞬間湯沸かし器」や「暴君」などと呼ばれていたということも記されていました。

　ただ、人づてに聞いたとする内容も多く、百条委員会は事実関係を精査する方針です。斎藤知事はこれまで、「職員を厳しく指導したことはあるが、業務上必要な範囲で適切だった」としています。