21日朝、滋賀県の県道でトラックの積み荷が崩れ、劇物の「水酸化バリウム」が路上に散乱しました。

　21日午前8時ごろ、滋賀県甲賀市土山町の県道を走っていたトラックの運転手から「積み荷が崩れて、劇物指定されている薬品が散乱した」と警察に通報がありました。

　積み荷は粉状の薬品の「水酸化バリウム」で、路上に散乱しましたが、周辺に住宅などはなく、けが人や体調不良を訴えている人はいないということです。

　厚生労働省によりますと、水酸化バリウムは、飲み込んだり吸い込んだりすると命の危険があるということで、警察や県が周辺を通行止めにしたうえで、夜から専門の業者による撤去作業が行われる予定です。