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【速報】アーチェリー日本代表で五輪6大会連続出場 古川選手が現役引退 ロンドン銀、東京で銅メダル

2024年10月21日 14:11
【速報】アーチェリー日本代表で五輪6大会連続出場 古川選手が現役引退 ロンドン銀、東京で銅メダル
古川高晴選手(40)

 アーチェリー日本代表としてオリンピックに6大会連続で出場し、ロンドン五輪で個人で銀メダル、東京大会で団体と個人で銅メダルを獲得した古川高晴選手(40)が会見を開き、現役引退を発表しました。

 古川選手は21日午後2時から母校の近畿大学で会見を開き、10月25日から27日に行われる第66回全日本ターゲットアーチェリー選手権大会をもって、現役生活を引退すると発表しました。

 会見で古川選手は、引退を決断したことについて「最近は出場する国際大会で結果が出なくなっていた。(選手としてのポジションを)若い後輩に譲り、たくさんの経験をしてもらいたい」と話しました。高校1年生からの30年以上の選手生活については、「応援してくれた支援してくれた皆さまのおかげでここまでこれた。誇らしい成績を残すことができたことは周囲の支えのおかげです」と感謝の言葉を述べました。

 古川選手は2004年のアテネ大会で初出場し、その後、北京、ロンドン、リオデジャネイロ、東京、パリ大会に6大会連続で出場。2012年のロンドンオリンピックの個人で日本アーチェリー史上2人目(アテネ大会の山本博さん以来)の銀メダルを獲得。2021年に開催された東京オリンピックの男子団体ではアーチェリー競技では日本初となる銅メダルを獲得、個人でも銅メダルを獲得しました。これまでに日本人選手でオリンピックに「6大会以上」出場したのは、馬術の杉谷泰造選手と古川選手の2人だけです。

 古川選手は最も印象に残ったシーンについて2021年に開催された東京オリンピックを挙げ「コロナ禍という特殊な状況で個人、団体でメダルを獲れたこと」と話しました。古川選手は現在は母校の近畿大学の洋弓部でコーチを務めていて、会見では「指導者として新たなアーチェリー人生を送りたい」としたうえで「これまでは選手として私自身にすべての時間を使ってきましたが、これからは後輩の教え子の成長のために使っていきたい」として、自らの経験を生かした指導、育成への情熱を語りました。

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