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阪急神戸線で早朝に一時運転見合わせ 86歳の女性が誤って線路に侵入したか 認知症の可能性も

2024年7月5日 12:17
阪急神戸線で早朝に一時運転見合わせ 86歳の女性が誤って線路に侵入したか 認知症の可能性も
阪急神戸線(資料)

 阪急電鉄などによりますと、5日午前5時半すぎ、阪急神戸線・園田駅~神崎川駅間の踏切付近(兵庫県尼崎市)で、大阪梅田駅行きの普通電車に女性が近づきました。

 警察によりますと、列車の運転士は、線路の北側から線路に上るように入ってくる人物が見えたため、警笛を鳴らして急ブレーキをかけたということです。列車と女性が接触したのかは不明ですが、女性は線路上で転倒していて、救急搬送されました。

 女性は尼崎市で一人暮らしをしている86歳とみられていて、骨盤を骨折する重傷ですが、意識はあるということです。女性には認知症の症状があり、線路に迷い込んだ可能性もあるとみられています。線路には高さ1.5mほどのフェンスがありましたが、現場の東側300mほど先に踏切があったことから、警察は踏切から誤って侵入した可能性もあるとみています。

 阪急電鉄によりますと、当時、電車には約220人の乗客がいましたが、けがはありませんでした。事故の影響で阪急電車は、神戸線の新開地駅~高速神戸駅と、園田駅~大阪梅田駅で、一時運転を見合わせていました。

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