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【速報】万博ペット同伴が正式に見送り、理事会で否決 吉村知事「実現したかった、残念」費用など課題「ケージに入れて移動するだけで虐待と捉えられる場合も」

2024年9月13日 16:34
【速報】万博ペット同伴が正式に見送り、理事会で否決 吉村知事「実現したかった、残念」費用など課題「ケージに入れて移動するだけで虐待と捉えられる場合も」
万博会場の夢洲

 13日、2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会の理事会が開かれ、ペット同伴で入場できる案が否決されました。

 これまで、ペットの同伴は断念する方針の万博協会と、条件に制限があっても認めるべきとする大阪府・市の間で、溝がある状況でしたが、万博協会の案通り、入場を認めないことが正式決定されました。

 万博協会は、ペットと同伴できる初めての万博を目指して、これまで約1年半かけて調整を進めてきました。
 しかし、万博協会は、獣医師の確保などに8300万円ほどの費用がかかるほか、受け入れることができるペットの数に制限があり「ペットとの共生」という理念を達成できないことなどを理由にあげました。

 また、関係者によると「ペットをケージに入れて移動するだけでも“虐待”と捉えられる場合もある」ということで、国によりペットの文化が大きく異なることも、断念する大きな要因になったとみられます。

■吉村知事「実現したかったが、否決になったのは残念」

 大阪府の吉村知事は、理事会の終了後、取材に応じ「実現したかったが、否決になったのは残念。楽しみにしていた方もいるだろう」と述べたものの「結果には従う」とコメントしました。

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