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“紀州のドン・ファン”殺害裁判 元妻がSNSで友人らに口止め

2024年9月13日 21:11
“紀州のドン・ファン”殺害裁判 元妻がSNSで友人らに口止め

“紀州のドン・ファン”と呼ばれた資産家の男性を殺害した罪に問われている元妻の裁判員裁判で、事件後、元妻がSNSで友人らに口止めをしていたことが明らかになりました。

須藤早貴被告は6年前、和歌山県田辺市の自宅で、野崎幸助さんに何らかの方法で覚醒剤を摂取させ、殺害した罪に問われ、12日の初公判で須藤被告は「殺していません」と無罪を主張しています。

13日の裁判では、学生時代の友人の証言として「なんで結婚したの?」と聞くと「月100万円もらえるから。そんなおいしい話ない」と須藤被告が返答していたことが明らかになりました。

友人のSNSグループで須藤被告は「財産は、けたはずれ」「遺産入るまでに何年もかかる。入るまで海外を飛び回る」などと投稿。その後、「警察に何か聞かれても、何も答えないように」と友人らに口止めをしていたということです。

13日午後からは事件直後に臨場した警察官の証人尋問が行われ、野崎さんの遺体の体温が39度と高温で、「これほど高温になるのは、脳の疾患か薬物中毒か」などと証言し、初期の段階で薬物によって死亡した可能性があげられていたことが明らかになりました。

裁判は、次回も証人尋問が続く予定です。