【桃の節句】梅の花は間もなく見ごろ、寒さで開花が2週間遅れる 楽しみ方は3つの段階で 大阪城公園
3月3日、桃の節句に梅の花が咲いています。大阪城公園の梅林からお伝えします。(取材・報告=上野巧郎 記者)
梅の花は間もなく見ごろを迎えるとあって、ご覧のように綺麗に咲いています。先週の2月27日に開花が発表されて、今このような状態になっています。先週の開花は去年よりも25日も遅い開花となり、平年と比べて2週間遅い開花となりました。この2月が寒かったこともありますが、実は去年の夏ごろの蕾が出来上がる頃の猛暑も影響しているということです。
その後の寒さもあって、今年は開花がかなりずれ込んだということで、これから見ごろを迎えるわけですが、去年の今ごろは どういう様子だったのか。
去年は2月中旬には、梅の花が咲き誇る見ごろを迎えていたんですね。2月中旬に咲き誇っていた梅を見る外国人観光客の姿は、半袖姿だったんです。こういう姿を見ると、いかに今年が寒く、梅の開花が遅れているかということが分かっていただけるかと思います。
梅の楽しみ方は、実は3つの段階に分かれています。早咲きの梅の頃にほころんだ花やつぼみを探す「探梅」、その後の見ごろの頃に鑑賞する「賞梅」、遅咲きの花を楽しむ「送梅」という3つの段階に分かれています。本来であればこの時期は「送梅」、終盤に差し掛かる時期なんですが、お伝えしています通り、今年はかなり開花が遅くなっていますので、これからが「賞梅」まさに見ごろを迎える時期となっています。