×

【速報】“8人乱立”兵庫県知事選 最大会派「自民」一部議員が前尼崎市長・稲村和美氏支援に向け面会

2024年10月28日 15:07
【速報】“8人乱立”兵庫県知事選 最大会派「自民」一部議員が前尼崎市長・稲村和美氏支援に向け面会
稲村和美氏(28日午後3時ごろ)

 11月17日に投開票が行われる兵庫県知事選で、県議会の最大会派「自民」の一部県議が、無所属で出馬する前尼崎市長の稲村和美氏を支援する方向で、28日に兵庫県庁で稲村氏と面会しました。

■「自主投票」の自民県議9人と協議 稲村氏「共感いただけるなら輪に加わって」

 28日午後3時ごろ、兵庫県庁の一室に、自民党県議団の9人が集まり、稲村氏を迎えました。

 自民県議団の藤田孝夫県議は、「県議団は自主投票が決まったことで、推薦する候補者への『政策協定』という堅いものではなく、(支援をするために)基本的な県政の方針についてのすり合わせ・意見交換をして、できれば合意したい」と語りました。

 これに対し稲村氏は「自分が掲げる政策に対して共感をいただける皆様には輪に加わってほしい」と応じ、約30分の協議を経て、県議らと握手を交わしました。

 稲村氏は報道陣の取材に対し、「政党推薦は求めないが、共感し一緒にやろうといってくださることは大歓迎。斎藤県政のままでは停滞が続くというのは共通認識」と述べました。

■不信任決議主導も…二転三転の末「独自候補擁立を断念」

 県知事選について、斎藤元彦 前知事の“パワハラ”などの疑惑をめぐり、百条委員会の設置や不信任決議案を主導した県議会最大会派「自民」は、斎藤前知事が失職した4日後の10月3日、一旦は独自候補の擁立を断念し、「自主投票」を決めたものの、県連などが認めず、「候補者を探し続ける」と方針を修正していました。

 関係者によりますと、27日の総会で、独自候補の擁立を断念し、自主投票とすることを最終決定しました。一方で、斎藤前知事については、県議会が全会一致で不信任を決議したことなどから、支援を禁止する方針だということです。

 県知事選にはこれまでに、前知事の斎藤元彦氏(46)、前尼崎市長の稲村和美氏(51)のほか、経済産業省出身の元官僚・中村稔氏(62)、共産から支援を受ける医師で無所属の大沢芳清氏(61)、日本維新の会の参院議員で無所属で出馬する清水貴之氏(50)、元加西市長の中川暢三氏(68)、レコード会社経営者の福本繁幸氏(58)、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)が出馬を表明しています。

読売テレビのニュース