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【台風10号】「動き遅く、影響長引く」1週間早く稲刈り、梨も収穫急ぐ「風で落ちるのは一番悲しい」

2024年8月26日 17:51
【台風10号】「動き遅く、影響長引く」1週間早く稲刈り、梨も収穫急ぐ「風で落ちるのは一番悲しい」

 列島に迫る台風10号、26日、近畿各地では早めの備えが進められました。

 生産者
「いち早く収穫して台風に備える、心配しかない。 ひやひやして、来てくれないように祈るしかない」

 京都府の丹後半島で栽培される「京たんご梨」は、甘さや大きさなどが基準を上回ったものにつけられるブランド名で、出荷の最盛期を迎えていますが、台風の接近に備えて収穫のペースを早めているということです。

 生産者
「梨は風には特別弱くて、揺すられるとすぐ落ちてしまいますので、せっかく今まで手塩にかけて育てた梨が風で落ちるというのは一番悲しいので…」

 また、兵庫県豊岡市の田んぼでは、台風が上陸すると稲が倒れる恐れもあり、例年より1週間ほど早く稲刈りを行っています。

 生産者
「こんないい感じで育ってきているのに、台風が直撃しそうで。それもあわせて急いで刈っている。心配しているところです」

 午後1時半すぎ、気象庁と国交省は合同で緊急会見を開き、厳重な警戒を呼びかけました。

 気象庁 立原秀一 主任予報官
「(台風10号は)北東に進路をかえる段階で台風のスピードとしては落ちてくる、動きが遅くなるという見通しになっています。その影響で台風が数日に及ぶ、長引く影響があるということに警戒が必要です。台風の接近にはまだ時間があります。最新の情報を活用し十分な備えをお願いします」

 各地で行われている台風への備え。1人ひとりがどう行動するか、台風が来る前から考えておかなければいけません。

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