18年前の女児刺傷 別の事件で服役中の男逮捕、たつの署に移送 加古川市の女児殺害も関与ほのめかす
18年前、兵庫県たつの市で小学生が刃物で刺された殺人未遂事件で、警察は7日、別の事件で服役中の男を逮捕し、男の身柄が警察署に移送されました。
殺人未遂の疑いで逮捕された勝田州彦(くにひこ)容疑者(45)は7日午前11時40分ごろ、捜査本部が置かれている兵庫県警たつの署に移送されました。
勝田容疑者は2006年、たつの市の路上で当時小学4年生の女子児童を刃物で刺し、重傷を負わせた疑いがもたれています。
勝田容疑者は2004年に岡山県で小学生を殺害したとして、無期懲役の判決が確定しましたが、捜査関係者によりますと、2つの事件の手口が似ていることなどから服役中の勝田容疑者を聴取したところ、事件への関与を認めたということです。
さらに、2007年に加古川市で小学2年生の鵜瀬柚希さん(当時7)が殺害された事件についても、勝田容疑者は関与をほのめかす供述をしているということです。
いずれの事件の被害者とも面識はなかったとみられ、警察は動機や当時の状況について慎重に裏付け捜査を進める方針です。