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“優勝請負人”日本ハム・稲葉選手が引退へ

2014年9月2日 18:55

 プロ野球20年、北海道日本ハムファイターズ・稲葉篤紀選手(42)が2日、札幌ドームで会見を行い、今シーズン限りでの現役引退を発表した。

 稲葉選手「私、稲葉篤紀は、今シーズン限りをもちまして現役を引退する決意をいたしました」

 1994年オフにドラフト3位でヤクルトスワローズに入団し、10年間で3回の日本一に貢献。2005年、FA〈=フリーエージェント〉で日本ハムに加入すると、翌年には打率3割越え、ホームラン26本の活躍でチームを44年ぶりの日本一に導いた。稲葉選手は所属した2チームで監督5人全てを胴上げしたことで、「優勝請負人」とも呼ばれた。

 2012年には、史上39人目となる2000安打をマークした稲葉選手。プロ20年目の今シーズンは、4月に左膝を手術し、7月に復帰したが、ここまで23試合の出場にとどまっていた。

 稲葉選手「いつもやっていたことがついていけなくなったり、自分のバッティングができない、そういうところからも引退を決意しました」

 稲葉選手といえば、チャンスで打席に入る際、ファンが一斉に跳びはねる「稲葉ジャンプ」が話題となった。引退について、地元・北海道のファンからは「『たくさん楽しませていただいてありがとう』と伝えたいですね」「もう1回、稲葉ジャンプをぜひ札幌ドームでやりたい」といった声が聞かれた。

 稲葉選手「稲葉ジャンプが定着して皆さんに跳んでいただける、本当にありがとうございましたの思いしかない」「指導者にもなりたいという夢はありますし、これからは野球に感謝、恩返しをしたい。そういう意味でも若い選手を育てていきたいです」

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