フィギュアスケートの羽生結弦選手（２０）が２７日、自身の持つショートプログラム（ＳＰ）の世界最高得点を大きく更新した。

　長野・ビッグハットで行われているグランプリシリーズの最終戦、ＮＨＫ杯。羽生選手は今回、自身初めて４回転ジャンプを２本組み込む、難しいショートプログラムに挑戦した。

　まずは冒頭の４回転サルコー。しっかり着氷する。続くコンビネーションジャンプ。４回転３回転のトーループも、見事に成功する。さらに基礎点が１．１倍になる後半には、跳ぶ直前に前を向くという、難しい入り方からのトリプルアクセル。

　ジャンプの要素を全て決めると、持ち味の美しい表現力でも観客を魅了した羽生選手。自身が持つショートプログラムの世界最高得点１０１．４５点を５点近く更新し、１０６．３３点のハイスコアでトップに立った。

　２位は金博洋選手で、９５．６４点。３位は無良崇人選手で、８８．２９点。