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「ここまでやって1つしか上げられないんだね。箱根の順位」立教大 来年こそはシード権獲得へ【箱根駅伝】

2025年1月20日 10:00
「ここまでやって1つしか上げられないんだね。箱根の順位」立教大 来年こそはシード権獲得へ【箱根駅伝】
立教大は63年ぶりのシード権獲得ならず
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路)

「ここまでやって1つしか上げられないんだね。箱根の順位」
「(箱根駅伝)深いっすね。深い、深い…」

大手町でのフィニッシュを待つ立教大学。4年生の中西洸貴選手と山本羅生選手は、落ち着いた口調で言葉を残しました。

55年ぶりの出場となった2年前の99回大会は総合18位、前回の100回大会では14位。そして今回、63年ぶりのシード権獲得を目指した101回大会。10月の予選会ではトップ通過。そして11月の全日本大学駅伝では、初出場ながら7位でシード権獲得。確かな実力と自信を持って、箱根駅伝に臨みました。

ハイレベルな戦いの中、選手たちは想定通りのタイムでの走り。高林祐介監督が目標としていた総合タイムの10時間58分20秒には、1秒届かない10時間58分21秒でフィニッシュ。例年なら十分、シード権に届くタイムでした。

しかし、他大学も大きく成長していた今回の箱根駅伝。シード圏内10位の帝京大学のタイムは10時間54分58秒。前回より5分44秒もハードルが上がり、さらにハイレベルな大会となりました。

レース後、選手たちと合流した高林監督は「悔しいね、本当に。(10時間58分21秒の)タイム見た?読み間違えだ、オレの。よく頑張ったよ、みんな。もうちょっと頑張らなあかんってことやの、シードは」のかけ声。

選手たちからは「90点~100点しか出なかった。120点が出なかったです」「持てる走りは全員出し切ったよ。それでも届かなかったら悔しいな」の言葉を口にしました。

卒業する山本選手は「復路で流れに乗れなかった課題はあったけど、それも箱根駅伝の醍醐味。きょう感じたことを1年間忘れず、練習にうまく還元することが来年シードを取るために絶対必要な事だと思う。強いチームにしていってくれればと思います」と後輩たちにシード権獲得の“目標”を託しました。

【立教大学の区間成績】
1区 吉屋佑晟(3年) 1時間2分56秒(区間16位)
2区 馬場賢人(3年) 1時間6分32秒(区間7位)
3区 稲塚大祐(4年) 1時間3分21秒(区間13位)
4区 林虎大朗(4年) 1時間3分9秒(区間12位)
5区 山本羅生(4年) 1時間11分29秒(区間5位)
6区 原田颯大(2年) 59分19秒(区間12位)
7区 小倉史也(3年) 1時間4分54秒(区間17位)
8区 山口史朗(4年) 1時間4分41秒(区間6位)
9区 安藤圭佑(4年) 1時間10分6秒(区間11位)
10区永井駿(3年) 1時間11分54秒(区間17位)

最終更新日:2025年1月20日 10:00
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