“シード圏内”は超高速化 立教大「他大学の選手のすごい力を見せつけられた」前年度から5分超ハードル上がる箱根駅伝
63年ぶりのシード権獲得を目指した立教大学。往路では8位フィニッシュと快走を見せましたが、復路は12位で順位を落とし、総合13位。目標のシード権には届きませんでした。
大会後、報告会で高林祐介監督は「大変悔しい結果となりました。往路では8位というところで、目標のシード権へ最高の折り返しができました。しかし復路では、他大学の選手のすごい力を見せつけられた。我々としては力を十分に出せたところではあるが、シードには届かなかった」と話しました。
10月の予選会では、際立つ強さを見せトップ通過。本選でも高林監督の言葉通り、力を発揮する走り。総合タイムの10時間58分21秒は去年の箱根駅伝ならば、9位に相当するタイム。前回大会までは、58分台でシード権を逃した大学はこれまで1度もありませんでした。
高林監督は「当初選手たちに伝えていた目標タイムは10時間58分20秒でした。私の戦略が甘かっただけで、選手たちは力を出し切ってくれた。今回は自分たちの走りをしようというところを1つのテーマとしていた。しかし箱根駅伝は相手もいるということ。相手との競争力はまだまだ課題がある。そういったところをこの1年でつけて、来年こそはシード権を取って報告したいと思っています」と来年度への決意を語っています。
今大会シード圏内10位の帝京大のタイムは10時間54分58秒。このタイムは前年度なら5位に相当するタイム。前年度からシード圏内のタイムは、5分44秒もハードルが上がったことになります。
レースの高速化が如実に表れている箱根駅伝、シード権争いもますますハイレベルなものになっています。
▽総合結果
1位 10時間41分19秒 青山学院大学
2位 10時間44分07秒 駒澤大学
3位 10時間50分47秒 國學院大學
4位 10時間50分57秒 早稲田大学
5位 10時間52分49秒 中央大学
6位 10時間53分09秒 城西大学
7位 10時間53分35秒 創価大学
8位 10時間54分55秒 東京国際大学
9位 10時間54分56秒 東洋大学
10位 10時間54分58秒 帝京大学
------シード圏内------
11位 10時間55分05秒 順天堂大学
12位 10時間56分22秒 日本体育大学
13位 10時間58分21秒 立教大学
14位 11時間00分13秒 中央学院大学
15位 11時間03分16秒 法政大学
16位 11時間07分28秒 神奈川大学
17位 11時間08分53秒 専修大学
18位 11時間09分40秒 山梨学院大学
19位 11時間10分38秒 大東文化大学
20位 11時間11分50秒 日本大学
【前回大会のシード圏内】
10位 11時間00分42秒 大東文化大学