トップスケーターたちが集まるドリーム・オン・アイス2023。公演に臨む友野一希選手に、日本テレビが独占インタビューし、新プログラムへの思いや、最近の悩みについて伺いました。

友野選手は新たなシーズンに向けて、新プログラムを準備してきました。ショートプログラムの『Underground』について、「やったことのない曲調で、最後まで流れるように滑りたい。スケートで魅せる部分が多いので、ごまかしがきかない。ステップだけでなく、スケーティングなど足元を魅せていきたい」と語ります。

振り付けを担当したのは、トリノ五輪銅メダリストのジェフリー・バトルさん。友野選手にとって"夢"だったと言います。

友野「ノービスの頃アイスショーに出たとき、彼の演技を見て一目惚れしました。そこから、うまくなったらいつか振り付けをしてもらいたいなと思っていたので、一つ夢を叶えたと言っても良いかなと思います」

実際に振り付けてもらった印象は「シンプルだけどセンスの良い"高級家具"みたいな笑」と独特な表現。「選手の素材を最大限生かしていて、動き一つ一つが洗練されている」と話します。プログラムの完成度については「まだまだ模索しながら演技をしているんですけど、お客さんの前で演じることで、何かつかめるものがあればいいなと思います」と語りました。

新たなプログラムに向けて、体をつくる上での食事面について聞くと、「胃もたれするのが最近の悩みです」と意外な回答。「若い選手も多いですが、同じようにガツガツ食べると次の日の朝に胃もたれするので、晩ご飯は気をつけています。比較的好きなものをたくさん食べていますが、気にするときが出てきたなというか、『今日は野菜だけで』という日もあります」と話しました。

ハードな練習をする一方で、オフはサウナにハマっているという友野選手。

友野「ショーで色々なところに行くので、サウナや温泉、銭湯に行ったりします。山本草太選手と一緒に行ったり、今回もみんなで行こうという話はしました」

サウナの効果については「サウナは疲労回復しません笑。体に対する負担はちょっとあると思うので、疲れているときは行かないようにして、お風呂に入ってストレッチしたりしています。サウナは疲れるので、体のケアというよりは、心のリフレッシュだと思っています」と語りました。

新たなシーズンの目標について、「友野一希ってこんな表現もできるんだ、と思ってもらえるような表現ができたらいいなと思います。静かな曲調や、自分がやったことのない曲調でもいいなと思ってもらえるように。自分が目指すべきところは、あとはメダルだけ。やるからには一番を目指して、一つ一つの試合をこなしていきたい」と意気込みました。

＜ドリーム・オン・アイス2023＞
○会場
コーセー新横浜スケートセンター

○日程
・6月30日(金)18:00開演
・7月1日(土)12:30開演、17:30開演
・7月2日(日)12:30開演

○出演者
男子シングル:島田高志郎、友野一希、佐藤駿、山本草太、三浦佳生、吉岡希、片伊勢武アミン、佐々木晴也、高橋星名
女子シングル:坂本花織(土日公演のみ)、三原舞依、島田麻央、中井亜美、千葉百音、吉田陽菜、渡辺倫果、上薗恋奈
アイスダンス:小松原美里/小松原尊
ゲスト:チャ・ジュンファン、イリア・マリニン、イ・ヘイン、ルナ・ヘンドリックス
シンクロナイズドスケーティング:神宮アイスメッセンジャーズ