2冠めざし激闘…全中ハンド男子 西條中学校は準優勝 氷見市で開催
”ハンドボールの町”氷見市で開催された全国中学校ハンドボール大会で、地元氷見の西條中学校男子が決勝戦に進みました。
大熱戦となった試合の模様をお伝えします。
22日午前の準決勝を勝ち上がり、午後行われた決勝戦では、3月の春中ハンド優勝に続き2冠を目指す、地元氷見市の西條中学男子が東京の東久留米西と対戦しました。
この試合最初の得点は西條中9番の大浦。
その後も2番の干塲。
そして7番キャプテン井上がそれぞれ前半だけで3得点を挙げ試合を優位に進めます。
しかし春中でも決勝で戦った強敵、東久留米西に前半終了間際、4連続で得点を許し、前半は16対15と1点のリードで折り返します。
後半開始直後は一進一退の攻防が続きます。
しかし相手の素早いサイド攻撃から連続で失点を重ねこの試合初めて逆転を許します。
それでも西條は7番キャプテン井上が相手のボールを奪いそのまま得点。
さらに1番キーパー戸圓がファインセーブを連発します。
試合は残り22秒で西條が2点を追いかける展開に。ここでエースの9番大浦が豪快なシュートを決め1点差に詰めよります。
粘る西條でしたが最後は突き放され32対34で悔しい逆転負け。
春につづく全国制覇、9年ぶりの2冠はなりませんでした。
戸圓選手
「優勝できなかったのは悔しいけど最後まで全力でできたからよかった」
井上選手
「優勝したかったっていうのが本当の気持ちだけど、ちょっと差が開いた時でも最後まで戦い続けられたのは、走り続けられたのは地元のみんなの応援があったからだと思うし、自分たちの全力のプレーを見てもらって必死さというか、自分たちがハンドボール大好きだという気持ちが伝わっていたらいいなと思う」
地元の大応援団からは惜しみない拍手が送られました。
9年前の2冠達成の際はこの夏のパリオリンピックで活躍した安平光佑選手が主力として活躍しました。
今回出場した選手の中からも未来のオリンピック選手の誕生が期待されます。