競泳・水沼尚輝選手 7月の世界選手権出場が内定 再び世界の舞台へ…決意の裏に子どもたちの存在 《新潟》

競泳の水沼尚輝選手が、7月にシンガポールで開かれる世界選手権へ出場します。
もう一度世界と闘う……その決意の裏には子どもたちの存在がありました。
園児たちに迎えられ登場したのは競泳の水沼尚輝選手です。3月23日に行われた日本選手権の男子100メートルバタフライ決勝で2位に入り派遣標準記録を突破。7月の世界選手権出場が内定しました。園児たちからはエールとお手紙のプレゼントも。
〈園児たち〉
「水沼選手、頑張ってね卒園のメッセージありがとう」
新潟医療福祉大学を拠点に世界へ挑み続ける水沼選手。
〈水沼尚輝選手〉
「パリオリンピックでも決勝に出場することができましたので“集大成”が終わったあとに自分は水泳界に何ができるのか すごく考えた」
競技人生の集大成として挑んだパリオリンピック。決勝の舞台を泳ぎ切り、次の目標を探す日々が続いたといいます。
オリンピック直後、新潟市の大会でジュニアスイマーと交流する水沼選手の姿がありました。もう一度世界と闘う……背中を押してくれたのは子どもたちの存在でした。
〈水沼尚輝選手〉
「水泳界の発展に自分自身をどういうふうに利用していくか」
3月の日本選手権・決勝の舞台に子どもたちを招待する「水沼シート」を用意。
子どもたちにレースを見てもらうという目標を設定し、練習に励んだといいます。
〈水沼尚輝選手〉
「来てくれた子どもたちに代表権を獲得した結果を見せることができた。これからロス(五輪)に向けての取り組みになるのでいろんな企画を自分の中で組み立てながら子どもたちに少しでも喜んでもらえるようなイベントができればいい」
水泳を広める活動にも意欲を見せている水沼選手。7月の世界選手権では決勝の常連になるようなレースを展開したいと意気込んでいます。