デザインや工芸、アニメーション 美術系専修学校で中学生が体験入学
アートやデザインを学ぶ学校で、中学生を対象に、体験入学が行われました。
参加した生徒たちは、実際に作品作りを体験して、進路のイメージを膨らませました。
県内唯一の美術系専修学校の、秋田公立美術大学附属高等学院です。
受験生の進路選択に役立ててもらおうと、毎年夏休みに体験入学を行っています。
今年は、県内の中学2年生と3年生合わせて約120人が参加しました。
体験したのは、パソコンで名刺をデザインする「ビジュアルデザインコース」や、木材からスマホスタンドを作る「木材工芸コース」など5つのコースです。
在校生や先生の指導を受けて、作品作りに臨みます。
アニメーションを制作する「美術コース」では、世界の名画をモチーフにアニメーションを作ります。
3人1組でストーリーを考え、20枚ほどのイラストを描きあげます。
約1時間かけて描いた絵を、アニメーションとしてつなげました。
女子生徒
「こうやって交流したから、もっと絵の発想が広がって、もっといい作品ができたんじゃないかなと思います」
男子生徒
「今まではITとかそっち系を目指していたけど、こういうのもいいなってちょっと考え直す機会になっておもしろかったです」
限られた時間で1つの作品を作りあげた生徒たち。
ほかの学校の生徒と交流も深め、将来のイメージをふくらませました。