全国でここだけ「みこしの滝浴び」 男衆がみこしごと滝つぼへ…清涼感たっぷりの夏の風物詩
秋田を含む東北北部は、早ければ2日、梅雨明けの発表があるかもしれません。
八峰町では、夏の風物詩、「みこしの滝浴び」が行われ、参加者たちが地域の安寧や五穀豊穣を祈願しました。
八峰町の白瀑神社に90年近く前から伝わる、「みこしの滝浴び」。
約6時間かけて町を練り歩いたみこしを、高さ約17メートルの滝つぼで清め、地域の安寧や五穀豊穣を祈願します。
毎年8月1日に行われるこの行事は、みこしを担いだ男衆が暑さに耐え切れずそのまま滝つぼに入ったことが始まりとされています。
先日の大雨の影響で、今年は例年より水の量が多く、より清涼感が増していました。
みこしを担ぐのは高校生以上の男性に限られています。
梅雨明け間近の1日は、日差しが照り付ける中、県の内外から50人以上の男衆が参加しました。
全国でもここだけでしか見られないという「みこしの滝浴び」。
今年も多くの観光客が訪れ、その勇壮な姿を写真に収めていました。
滝浴びのあと、みこしは多くの地域住民や観光客に見守られながら白瀑神社に奉納されました。