恋愛感情を抱かせ…秋田県内でロマンス詐欺の被害相次ぐ
恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取るロマンス詐欺の手口で、秋田市の40代の男性が、暗号資産と現金合わせて400万円近くをだまし取られていたことがわかりました。
能代市に住む30代の男性は、現金200万円あまりの被害に遭っています。
秋田東警察署の調べによりますと、秋田市に住む40代の男性は、去年11月下旬、マッチングアプリで外国人女性を名乗る相手と知り合い、ラインでやりとりを始めました。
当初は互いに「会いたい」などとメッセージを交わしていたものの、男性はその後、相手から「投資で利益を得ている」「投資の方法を教える」と、暗号資産のビットコインなどによる投資を勧められました。
男性は、投資や現金を引き出す手続きにかかる費用のためだとして、10回にわたり、合わせて320万円相当の暗号資産を送金したほか、指定された口座に現金75万円を振り込みました。
その後、相手と連絡が取れなくなったことから、男性が19日、警察に相談し、被害が発覚しました。
また、能代市警察署の調べによりますと、能代市に住む30代の男性は、先月8日、動画共有アプリTikTokを通じて女性を名乗る相手と知り合い、LINEでやりとりを始めました。
当初は互いに趣味や仕事などについてメッセージを交わしていましたが、その後「ビットコインで利益が得られる」などと投資を勧められました。
男性は、相手の指示に従い、8回にわたって指定された口座に現金を振り込み、約206万円の被害に遭いました。
恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取るロマンス詐欺の被害が、県内でも後を絶ちません。