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部活動の指導者不足の解決策となるか 指導者はガス会社のお兄さん! 愛知・尾張旭市で実証実験

2025年3月6日 18:29
部活動の指導者不足の解決策となるか 指導者はガス会社のお兄さん! 愛知・尾張旭市で実証実験

教員の働き方改革もあり、各地で部活動の指導者不足が深刻に。危機に立ち上がったのは、企業でした。

愛知県尾張旭市にある尾張旭市立西中学校で、行われていたのは女子バレーボール部の部活動。3年生が引退し、2年生と1年生だけのまさにこれからといった発展途上のチームです。

この日、部活動を指導していたのは外部からきた、こちらの男性。

外部指導員 五藤和希さん:
「普段接しない年齢の子たちなので、 どうやって関係性を構築しようかなと思い、バレーボールの話だけでなく、プライベートのこととかで“アイスブレイク”」

一方、部員たちは…。

Q.五藤さん、どんな印象
「まつ毛長いなってどういう人なのかなって探り入れてる」

相手は、多感な女子中学生。外部指導員だからと、すぐに受け入れられるとは限りません。

実は、五藤さん、バレーボールの専門的な指導者ではありません。

五藤さんは東邦ガスの社員なんです。

今年1月尾張旭市は、東邦ガスと部活動移行に関する実証実験を行うと発表。自主的に希望した東邦ガスの社員5人が、中学校の3つの部活動で、休日指導を行っているのです。

東邦ガス事業開発部 臼井健二 課長:
「弊社には野球部やソフトテニス部など公式の部活動があり、そういった人材が豊富にいるというところから着想を得た。まずは東邦ガス社員がとなっていますけども、地域の企業や団体に声がけして、 全体で部活動の持続可能性を高めたい」

五藤さんも中学から大学までバレーボールを続けてきた経験をいかし、参加することに。

外部指導員 五藤和希さん:
「自分も中学・高校の部活動で得た仲間とか経験は大きいので、それが今の子たちが経験できないとなると、さすがにかわいそうだなと思って」

五藤さんが本格的に指導に加わると部活動の雰囲気は一変。

かなり厳しいコースにボールを落とし、取れないと、間髪入れず、すぐまた厳しいコースに。徹底して、部員たちを動かします。

記者:「コース厳しいね」
部員:「でもどんどんやっていくと、自分が成長したような感じがする」
部員:「みんなが声を出すようになったし、滑り込んだり一生懸命やってると感じる」

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