ドラム缶コンクリート詰め遺体 傷害致死の罪の被告 初公判で全面否認
愛知県小牧市に住む男性の遺体が、青森県内でコンクリート詰めにされたドラム缶の中から見つかった事件の主犯格とされる男の初公判が開かれました。
起訴状などによりますと、小牧市の建設作業員・勝田茂被告(54)は仕事仲間の3人と共謀し、2015年、三重県内などで、小牧市の内装業・平塚崇さん(当時26)に対し、複数回、胸や腹を殴る蹴るなどの暴行を加えて、死亡させた、傷害致死の罪に問われています。
平塚さんの遺体は、2022年に、青森県弘前市内で、ドラム缶の中からコンクリート詰めにされた状態で見つかっていました。
20日、名古屋地裁で開かれた初公判で、勝田被告は「事実と違います」と起訴内容を全面的に否認しました。
続く冒頭陳述で、検察側は勝田被告の指示で暴行が行われ、被告自身も暴行を加えたなどと主張しました。
一方の弁護側は「被告が暴行に関与したという証拠がない」「他の3人が故意に記憶と違う証言をし、被告を主犯に仕立てあげた」などとして無罪を主張しました。