クリスマス明けには強い寒波が到来か? 雪不足が続いたスキー場は歓迎ムード 「ここ10年でも指折り」
寒い日が続いていますが、クリスマスイブの12月24日、日本海側では広い範囲で大雪となりました。
青森県の酸ヶ湯(すかゆ)では、降り続く大雪のため積雪が増え、明け方には、この冬全国で初めて3mに達しました。午前7時には3m8cmを観測し、12月としては観測史上1位となる大雪になっています。
日本海側の大雪はすでに峠を越えていますが、各地で平年を上回る雪が積もっています。
鷲ヶ岳スキー場 井本真一さん:
「これだけ降るようになったのは12月上旬からです。例年と比較すると、ここ10年の中でも指折り(降った)」
昨シーズンは積雪が足りずコースの一部が開けませんでしたが、今シーズンは12月20日から全13コースで滑走が可能に。子ども向けエリアも12月25日からリニューアルオープンし、広さが1.5倍に拡大します。
ここ10年でも指折りの雪に歓迎ムードのスキー場。しかし、担当者からは「降りすぎると困る」という声も…。一体、なぜなのでしょうか。
鷲ヶ岳スキー場 井本真一さん:
「スキー場としては、こちらに来るまでの道中の通行止めや、除雪が間に合わないなど、そういったケースが発生するので、お客さんが来やすい雪具合であれば、どかっと降りすぎて来られなくなることがない方がありがたい」
今でも雪の日は午前0時から3時まで駐車場の除雪作業に追われているといいます。お客さんに安全に楽しんでもらうためにも、適度な量の雪が望ましいということです。
気象予報士の谷川美咲さんによると、寒気のピークは12月27日~29日と1月2日~3日の2回。最高気温が2桁に届かない日もあるということなので、初詣はしっかりと防寒対策をして出かけましょう。乾燥した日が続くので、うがい・手洗いの徹底も忘れずに。