×

船の揺れを“見える化” 気候変動で波の高さが上昇傾向 船体破損などのリスクを回避

2024年4月19日 18:07
船の揺れを“見える化” 気候変動で波の高さが上昇傾向 船体破損などのリスクを回避
船の揺れを予測(画像提供:ウェザーニューズ)

民間気象情報会社のウェザーニューズは、船の揺れを可視化するサービス「船体動揺リスク」の提供を5月から開始すると発表しました。

同社によると、近年、気候変動によって気象が極端化したことで波の高さが上昇していて、乗組員や貨物、船体などの損傷リスクが高まっていることから、海運業界では対策が求められていたということです。

「船体動揺リスク」は、船の揺れの大きさ(角度)を6時間ごとに8日先まで予測するサービスで、大きな揺れが予測された際に、貨物の固定を強化して荷崩れや破損を防止したり、ルート変更するなど、事前に対策することが可能になります。

また、同サービスは低速時や荒天域で高精度に予測できることから、同社は今後、ウェザールーティングなどにも活用し、サービス全体の品質向上を目指すとしています。

  • 中京テレビNEWS NNN
  • 船の揺れを“見える化” 気候変動で波の高さが上昇傾向 船体破損などのリスクを回避