愛知県内の障害者グループホームに調査 284事業者から計924人「受け入れ可能」の回答 「恵」指定取り消し処分などを受けた問題
障害者向けグループホームを運営する「恵」の事業所が指定取り消し処分などを受けた問題で、愛知県が調査を行った結果、「恵」以外の県内にある他の施設で利用者約920人の受け入れが可能であることが分かりました。
「恵」は利用者から食料費を過大徴収していたことなどが明らかになり、愛知県と名古屋市が今年6月に合わせて県内5か所の事業所指定の取り消しなどを決定、利用者の受け入れ先の確保が問題となっています。
愛知県が「恵」以外の県内全ての障害者グループホームに調査を行ったところ、284事業者から合わせて924人を「受け入れ可能」との回答があったということです。
「恵」の入居者は現在433人いますが、各市町村が転居先の調整を行っていて、県は今回の調査結果を市町村と共有するとしています。
厚生労働省は「恵」の全てのグループホームで指定更新を認めない「連座制」を適用していて、順次、事業所が利用できなくなる見通しです。