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自動運転バスの実証実験 モリコロパークで一般利用客も乗れる これまでに実験したことのない歩行者の多いコースを走行 今月25日まで 

2024年10月9日 12:55
自動運転バスの実証実験 モリコロパークで一般利用客も乗れる これまでに実験したことのない歩行者の多いコースを走行 今月25日まで 
自動運転車両(愛知県提供)
愛知県は今月9日から25日までの火・土・日曜、祝日を除く10日間、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で、大型バスを使った自動運転の実証実験を実施します。
2016年度から毎年継続して自動運転の実験が行われており、今年度は一般人利用客の試乗のほか、多数の歩行者が歩く通路で歩行者の安全に配慮しながらの走行、園内を走る通行車両に配慮した運行の安全性などを検証します。

実験の開始を記念して、8日は大村秀章愛知県知事を交えた関係者の試乗会も開かれました。

公園での自動運転の実験は19年度から実施され、今回は園内でも歩行者が自由に行き交い、自動運転の車両にとって難易度が高いと推察されるコースを走ります。これまでに試験したことのないコースを走ることで、今後の本格的な実用化を目指します。
一般利用客の乗車も、今回は試験的に運行。午前9時から午後5時まで、コースを5往復運行します。定員は20人で、園内に設置された停留所から乗車できます。

今年度にすでに実施している愛知県常滑市内と名古屋市内での限定されたコースを一般利用客を乗せて走った実験の成果と合わせて、検証します。

昨年2月10日から14日までの5日間で実施された実証実験からは多人数輸送を想定し大型バスを使用。起伏や樹木が多く電波環境が悪い園内管理道路を通り、北側や西側にある各駐車場を巡回する距離2.2キロメートルの周回ルートを走りました。


バスには、全方位を監視できる赤外線センサーやカメラを設置。人工知能(AI)と連動させて周囲の障害物や人を認識し、自動で加速したり減速するシステムを備えています。歩行者を検知すると、道路周辺に設置されたスピーカーがバスの接近を知らせる機能もあります。

試乗した大村知事は、自動運転の車両について「できるだけ早く実用化したい」と呼びかけています。

最終更新日:2024年10月9日 12:55
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