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県内最多はナガシマリゾートの80万人 三重県がGW期間中の観光入込客数を発表 コロナ禍前の8割程度まで回復

2024年5月13日 14:55
三重県は、ゴールデンウィーク期間(4月27日から5月6日までの10日間)における、県内の主要観光施設を訪れた人の数は延べ206万7690人だったと発表しました。

県の調査に協力したのは、ナガシマリゾートや伊勢神宮、御在所ロープウエイなど24施設。このうち、過去5年の調査と比較可能な21施設でみると、1日あたりの観光入込客数は18万7186人で、前年比101.2%、コロナ禍前となる2018年比では79.9%となりました。

施設別でみると、県内で10日間の観光入込客数が最多となったのは、ナガシマリゾートの80万人。1日あたりの観光入込客数は、前年比109.1%、2018年比は80%となっています。

その他、志摩スペイン村では今年で開業30周年を迎えることやVtuberとのコラボなどで話題となったことで、10日間で約9万人が来場し、前年比は107.8%、2018年比でも101.1%となりました。御在所ロープウエイはSNSでの集客により県外からの若い観光客が増加し、5月6日は強風で終日運休だったにも関わらず2万人以上が訪れ、1日あたりの観光入込客数は前年比107.2%、2018年比は74.7%となっています。

県の担当者によると、コロナ禍前の8割程度まで概ね回復しているということですが、100%まで戻りきらなかった理由として、コロナ禍で人混みを避ける意識が芽生えたことや、物価高などの影響で出控えをする人が増えたことのではないかとの見解を示しています。

三重県の一見知事は9日の会見で「周遊型観光のための仕組み作りや、それに対しての支援、宿泊してもらえるようにホテル建設の補助制度を設けるなど、県としては既に取り組みを始めている。県内の観光魅力の磨き上げをして、多くの方に来ていただければありがたい」と県の対策について述べました。
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