20年に1度 伊勢神宮最大の神事「式年遷宮」 2033年に向け準備開始 持統天皇以来1300年以上の歴史
20年ごとに行われる伊勢神宮の式年遷宮。次の式年遷宮は2033年に予定されていて、いよいよ準備が始まることになりました。
式年遷宮は20年に1度、正殿を新しく造り替えるなどしてご神体を移す伊勢神宮最大の神事です。持統天皇の690年に始まったとされ1300年以上にわたり続けられてきたとされています。
神宮司庁によりますと、8日、久邇朝尊大宮司が天皇陛下の許可である御聴許を受け、2033年に予定されている63回目の式年遷宮に向けて準備が始まることになりました。
前回は約558億円だった造営費などの費用については、物価高や人件費の高騰を受け、抑えられる部分を検討して試算を進めるとしています。
遷宮で使う「御用材」の切り出しの無事を祈る来年の山口祭から始まり、式年遷宮のクライマックスとなる旧殿から新殿へとご神体を移す「遷御の儀」など33の神事や行事が執り行われる予定です。