トヨタ「ウーブン・シティ」竣工式 実証都市の一部が公開
トヨタ自動車が静岡県裾野市に建設を進める「ウーブン・シティ」の第一エリアの竣工式が22日に行われ、完成した内部の一部が公開されました。
竣工式には、豊田章男会長を始め、ウーブン・シティの設計や工事の関係者らが参加しました。
「ウーブン・シティ」は、トヨタが静岡県裾野市の工場跡地に建設を進める、自動運転技術の活用など未来のテクノロジーの実証実験を行う場所です。
公開されたのは、発明家らの居住スペースや、ガラス張りの「Kakezan Invention Hub」と呼ばれる施設です。ここでは、発明家の試作品が展示され、実際に暮らす住民らの意見も生かして試作品の改良が行われるということです。
また、地下には、「物流の道」と呼ばれる空間が広がっていて、自動搬送の実証実験が行われる予定です。
竣工式で豊田会長は、「ウーブン・シティは進化し続ける永遠に未完成の街であり、未来のモビリティのテストコース。ウーブン・シティがあってよかったと思えるような未来のモビリティが生まれてくることを期待する」などとあいさつしました。
実証都市には、秋ごろ入居が始まる予定です。