素朴で可愛い色とりどり“つるし雛” 岐阜・高山市 毎年4月3日が桃の節句 旧暦で祝う慣習

岐阜県高山市では毎年4月3日が桃の節句で、旧暦で祝う慣習です。
その桃の節句を前に「つるし雛展」が開かれていて、素朴で可愛い色とりどりのつるし雛が飾られています。
つるし雛は、江戸時代に高価なひな人形が買えない庶民が着物の切れ端などで子どもの無病息災を願い、作ったのが始まりと言われています。
会場はお内裏さまやおひな様、今年の干支のヘビなど、ちりめんや古い着物の生地で作った色鮮やかなつるし雛約500点が展示されています。
このつるし雛は地元のJA女性部のメンバー20人ほどが農閑期に製作「冬の長い飛騨地方で少しでも春を感じて楽しんでほしい」という気持ちを込めて作ったということです。
このつるし雛展、3月10日まで行われています。