障害者グループホーム「恵」不正を受け 利用者を支援するチーム発足 名古屋市
障害者向けグループホームを運営する「恵」が行政処分を受けた問題で、名古屋市は利用者を支援するチームを立ち上げ、ホームを視察しました。
利用者から食材費を過大徴収し自治体から報酬を不正に受給していた問題を受け、愛知県と名古屋市は6月、県内5つの「恵」の施設に指定取り消し処分を出しました。
また今後、「恵」の全国のグループホームも順次運営ができなくなります。
これを受け名古屋市は、利用者が継続してサービスを受けられるよう支援するため、障害者福祉の専門家などによるチームを立ち上げました。
メンバーが視察した緑区のグループホーム「ふわふわ」は、指定取り消しの期限が8月末に迫っています。
利用者の生活の様子や転居を希望しているかなどの情報を共有し、支援を検討するということです。
瀧誠・愛知淑徳大学教授:
「転居するという決定だけではなく、その後の支援も含めて伴走的に考えていくことが大事だと思いますので、そういうチームのあり方で進めていきたい」