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まだ4月なのに早くも熱中症!? 体が熱さに慣れていない今こそ注意が必要 “暑熱順化”で予防しよう!

2024年4月17日 19:01
まだ4月なのに早くも熱中症!? 体が熱さに慣れていない今こそ注意が必要 “暑熱順化”で予防しよう!
先週末は夏日到来でぽかぽか陽気に

先週末は夏日到来でぽかぽか陽気に。まさにお出かけ日和となりましたが、こんな”早すぎる”心配もあるようです。

4月でも熱中症に!? 急な気温の変化には要注意!

朝晩はまだ寒さが残るものの、12日の名古屋の最高気温は24℃。週末にかけても暑い日が続き、14日は25℃以上の夏日となりました。全国的にも4月に入ってから気温がぐんぐん上がっていますが、そうした中、これから注意が必要なのが、熱中症です。

帝京大学病院高度救命救急センター 三宅康史医師:
「急に暑くなった、暑さ慣れしていないのは誰でもそうですから、場合によっては熱中症にかかるリスクはあって、外で活動する人が熱中症になるということになります」

4月に熱中症と聞くと早すぎるように感じますが、実はそうでもありません。名古屋市内で、3~4月に熱中症の疑いで緊急搬送された人は、2022年は8人、2023年は7人います。

今年はまだ0人ですが、熱中症対策に詳しい三宅医師によると、急な温度変化に体がついていかないことや、「まさか4月に熱中症になるとは」という油断から長時間外にいると、熱中症になる可能性はあるということです。

また、普段から体を動かしていないと、熱中症のリスクが出てくるといいます。

体を暑さに慣らす“暑熱順化”で熱中症を防ぐ!

今の時期は急な気温上昇に注意が必要ですが、本格的に暑い日が続く前にできる対策もありました。

「暑熱順化(しょねつじゅんか)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。暑熱順化とは、体を暑さに慣れさせることです。

暑さに慣れていない体は、汗をかきにくかったり体の外に熱を逃がしにくい状態になっていて熱中症になりやすいため、気温が上がって熱中症の危険が高まる前に、体を暑さに慣れさせる必要があります。

そのためには、日常生活の中で、無理のない範囲で汗をかくことが大切なのですが、どんなことをしたらいいのかというと…

<暑熱順化するための一例>
・ウォーキング 30分 週5回ほど
・ジョギング 15分 週5回ほど
・サイクリング 30分 週3回ほど
・筋トレ・ストレッチ 30分 週5回~毎日
・入浴 2日に1回

暑熱順化するには数日から2週間ほどかかるため、名古屋では本格的に暑くなる前の5月中旬から始めるのがいいということです。

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