ロシア国防省「戦術核兵器」使用想定の演習開始 プーチン大統領の指示で
ロシア国防省は21日、プーチン大統領の指示で、小型の核兵器である「戦術核兵器」の使用を想定した演習を始めたと発表しました。
ロシア国防省によりますと、ロシア軍は21日、ウクライナ周辺を管轄する南部軍管区の部隊が、戦術核兵器を使うことを想定した演習の「第一段階」を開始したと発表しました。
公開された映像には、核弾頭を搭載可能な弾道ミサイル「イスカンデル」などが映っています。ロシアは、フランスのマクロン大統領らがウクライナへの派兵をほのめかす発言をしたことに反発し、プーチン大統領が6日に演習の実施を指示していました。
第二段階からは、同盟国ベラルーシが参加する見通しで、ロシアとしては西側諸国によるウクライナ支援の動きに対し、核兵器の使用をちらつかせてけん制したかたちです。