ロシアの戦術核兵器 ベラルーシに配備する協定に調印
ロシアと隣国ベラルーシは、ロシアの戦術核兵器をベラルーシに配備する協定に調印しました。ルカシェンコ大統領は配備がすでに始まったとしています。
協定では、核弾頭を搭載できる「イスカンデルM」と「S-400」ミサイルシステムを、ベラルーシに配備するとしています。さらに、攻撃機「スホイ25」を、核兵器搭載型に改造し、ロシアによるパイロットの訓練を認めることも盛り込まれています。
調印式に出席したロシアのショイグ国防相は、「NATOの動きが、両国に行動を強いている」と説明していて、ウクライナへの武器支援を続ける西側への対抗措置とみられます。
ベラルーシへの戦術核兵器の配備をめぐっては、3月にプーチン大統領が表明し、ルカシェンコ大統領が追認しました。
ルカシェンコ大統領は25日、ロシアからの核弾頭の移動がすでに始まったと述べています。