ロシアのプーチン大統領は19日、同盟関係にある隣国ベラルーシを訪問し、ルカシェンコ大統領と、経済と軍事の協力強化で合意したと発表しました。

会談で、ベラルーシのルカシェンコ大統領は、プーチン大統領の3年ぶりの訪問を歓迎し、西側からの制裁を受ける国内経済について、ロシアからの支援を求めました。

プーチン大統領は、ベラルーシ向けの天然ガスと原油の価格について、有利な条件で提供することを約束しました。一方、プーチン大統領が求めた軍事協力の強化については、共同訓練を継続して行うことで合意しました。

また、プーチン大統領は、核弾頭なども搭載可能なベラルーシ軍の戦闘機のパイロットをロシアが訓練することもありうるとして、西側を強くけん制しました。

これに先立ち、ウクライナの首都キーウなどで19日、ロシアによるドローン攻撃が再び行われました。ロイター通信によりますと、キーウの電力インフラ施設で大規模な火災が発生し、キーウ州全体で少なくとも3人がケガをしたということです。

北欧諸国首脳らの会議にオンラインで出席したゼレンスキー大統領は、防空システムなどの追加支援を訴えました。