露・プーチン大統領「ベラルーシに戦術核兵器配備で合意」
ロシアのプーチン大統領は、同盟関係にある隣国・ベラルーシに戦術核兵器を配備することで合意したと明らかにしました。
プーチン大統領は国営テレビとのインタビューで、ルカシェンコ大統領の要請を受け、ベラルーシに戦術核兵器を配備することで合意したと述べました。
さらに「アメリカも同盟国に戦術核兵器を配備している」「私たちも同じことをするだけだ」と説明し、「核兵器の不拡散に関する国際的な義務に違反していない」と強調しました。
プーチン大統領はまた、核弾頭が搭載可能な短距離弾道ミサイル「イスカンデル」をベラルーシにすでに配備し、7月1日には、戦術核兵器を保管する施設が完成する予定だと述べました。
今回の決定は、イギリスが劣化ウラン弾をウクライナに提供することを決定したことが引き金になったとしていて、ウクライナへの軍事支援を続ける欧米諸国をけん制する狙いがあるとみられます。