併合から9年…事前予告なくプーチン大統領がクリミア訪問 実効支配誇示し、ウクライナ側をけん制か
ロシアのプーチン大統領は18日、一方的に併合しているウクライナ南部のクリミア半島を訪問しました。ロシアによる実効支配を誇示する狙いがあるとみられます。
ロシアがクリミア半島を一方的に併合してから18日で9年になりましたが、プーチン大統領はこの日にあわせてロシア軍が基地を置くクリミア半島のセバストポリを訪れました。現地では、子供のための教育施設などを視察したということです。
今回の訪問について、事前の予告はされていませんでした。
ウクライナがクリミアの奪還を目指す中、プーチン大統領としては自ら現地に足を運ぶことで、実効支配を誇示し、ウクライナ側をけん制する狙いがあるとみられます。